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2010年9月 1日 (水)

病気と心配とエゴ

※「ぷぷぷの惑星」は、
ぶびんが店主が撮った画像をはむちゃんが見て、
インスピレーションで言葉をつむぐコーナーです。

Img_3361

じいさん(義父)が入院して1ヶ月。
1ヶ月間、なにも飲みたくないし、食べたくないと言う。
水分と栄養は点滴から。

そんなじいさんに、
ばあさんは無理矢理ものを食べさせようとする。
じいさんはいやいやと首を横にふり、
それでも口の中に入れられ、
まずいと嘆き、
ぺっぺっとカスを吐く。

見舞客たちは、
「なにか食べられるようになると安心やわ」
「口から食べないと意味がないからねえ」
「がんばって早く良くなってね」
みんなそう言う。

それは、優しさで愛のある言葉なのだと思うけれど、
わたしは、
かえってプレッシャーになるのではないかと心配になる。

食べたけりゃとっくに食べてるし、
じいさんだって早く良くなりたいはずだ。
なれないからもどかしい思いをしているのだ。

食べなきゃ食べなきゃ、
元気にならなきゃならなきゃ、
せっかくお見舞いにきてくれたんだから、
みんなに迷惑をかけないようにしなきゃって、
そんなふうに思わないかなって、心配になってしまう。

なので、わたしはついつい、見舞客の前で、
焦らなくていいからね。
じいさんのペースでいいからね。
みんなの期待に応えようとしなくていいからね。
と言ってしまう。

3年ぐらい前に、
うつ病の恩人が自ら命を絶ちました。

生前、
わたしは恩人と毎日のようにメール交換をし、
励ましました。

励ましたつもりでした。

本当のことを言うと、
なんでこんなにも親身になっているのに、
恩人の病状はちっとも良くならないのだろうと、
イライラすることもありました。

心配するほうも大変だから、
早く良くなってわたしを安心させてよって。

それはわたしのエゴ。
ちっとも病気の人の気持ちを理解していなかった……
と気付いたのは、
恩人の葬儀が終わって、しばらくしてから。

食べたくなければ食べなくていい。
見舞い客が来ても、
カラダが辛かったら横になっていればいい。
迷惑をかければいい。
気を使わなくてもいい。

素のままでいいのだと思います。

Img_3357_2

★画像説明
「この写真、空間で撮ってみたかったの。
難しく、悩んで撮りました。
薄い 薄い繊細なガラス。一輪挿しです」(店主)

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