2017年7月24日 (月)

黄色い鳥のお話2

ごぶさたです。
すっかり夏。
いかがお過ごしでしょうか。

黄色い鳥のお話の続きです。
というか、こっからが黄色い鳥のお話です。

わたしは黄色い鳥のぬいぐるみを大切にしています。
家にいるときはもちろん、寝るときも一緒。
たまにお出かけにも連れていきます。
黄色いハンカチにくるんで…まるで赤ちゃんのおくるみのように。

名前はとくになくて「とり」と呼んでいます。
性別も限定していません。
「とり」と出会ったのは昨年10月に子どもと行ったUSJで。

お土産屋さんではじめて目にした瞬間、愛がじゅわっと湧き出ました。
迷いはありません、気になった一羽を手に取りレジへ。
係のかたが「なるべく早く袋から出してあげてくださいね」と言って、
袋に入れてくれました。

パレードのときにエルモに向かって「とり」を見せると、
手をくちばしの形にして反応してくれました。

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哺乳瓶でオレンジジュースを飲む「とり」

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風呂に入る「とり」

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一緒に掛川花鳥園へ

わたしはきっと、
「とり」をなでながら二パコを想っているのでしょう。
ふわふわの毛にさわっていると、
愛おしさが止まりません。

だけど、しだいに「この子はわたしなのかも?」
と思うようになりました。

続きます・・・

2017年6月 6日 (火)

黄色い鳥のお話 1

5ヶ月ぶりの更新、お許しくださいね、はむちゃんです。

わたしは、たぶん、ペットロスなんだと思います。
それも、かなり、ひどいと思われます。

愛犬・二パコが天国に旅立ち、まる3年が過ぎました。
18歳と5ヶ月でした。

5月28日に旅立つとは、
二パコ(285)だけになかなかおもしろい。
この日を狙ったとしか思えません。
前日は子どもがすごく楽しみにしていたSEKAI NO OWARIのライブでした。

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まだまだ悲しくて、写真をまともに見ることもできなくて、
いま、ここにアップして、やっと向き合っています。

こんなにも好きで好きで愛しているのに、
この世の生きものの中でいちばん愛しているのに、
(正直、うちの子どもよりも!!!)
わたしの腕の中で旅立ったあと、
その魂の抜け殻にはまったく執着がなく、
学校から帰ってきた当時中1だった娘に対面させてから、
家族ですぐにお寺へ連れていきました。

帰ってしばらくすると、玄関から「はむちゃ〜ん」の声。
ぶびんが・しのびちゃんが、
花束と木製のステキなフォトフレームを持ってきてくれました。
「二パコちゃんありがとう」の手紙とともに。
そこには、くわんと二パコの似顔絵が描いてありました。
一緒に泣いてくれました。
「はむちゃん、元気そうにふるまってるけど、わたし、わかるよ」って。
(ううう、あのときのことを思い出して涙ぐみながら書いています)

すごくうれしかったです。
わたしに会いに来てくれたこと。
わたしだったら、友だちがすごく悲しんでいるところへは行けないもん、
しかも当日に。
逆に今行ったら迷惑かな、とか、
悲しんでいるのを受け止める自信がないとか、
頭でいろいろ考えてしまって・・・逃げているのかもしれません。

そのとき、しのびは本物なのだと確信しました。
なにが本物なのかよくわからないけど、そう感じたのです。
だから、きっと、しのびの作るアロマは、お肌や心にしみていくのだなあ。

二パコより少し前に天国に旅立ったくわん。
愛するわんこがこの世にいなくなった悲しみを
そのとき、誰よりもしのびがわかっていたのでしょう。
二パコとくわんは同い年だったので、
老犬の愛らしさ、大変さ、ハラハラさを、ずっとわかちあってきたのでした。

プレゼントしてもらった木製のフォトフレームには、
今、ジャニーズJr.の3人組、Princeのプロマイドが入っています。
仮で!!
あくまでも仮だからね!!
気持ちが落ち着いたら二パコの写真を入れるから!!

で、タイトルの黄色い鳥のお話は次回に。

2017年1月16日 (月)

くわんについて

おひさしぶりです!
約5年ぶりの更新です!
アクセスいただき、ありがとうございます!

こちらの「はむちゃん×ぶびんがギャラリー」は、
ライター・はむちゃんとぶびんが店主・しのぶのコラボレーションした世界です。
リラックスして楽しんでいってください。

(もし、もしも、はむちゃんに興味を持っていただいた方がいらっしゃいましたらこちらをご覧くださいませ)

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新しくなった「ぶびんが便り」をパソコンで見たり、パソコン or スマホでブックマークをしていただくと、
アイコンにイラストが登場することに気づいていただけましたか。
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しのぶさんが描いたくわんです。
かわいいでしょう!
いつも描いているから、目を閉じたままでも描けるそうです。
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くわんは看板犬でミニチュア・シュナウザーの女の子。
約2年前に天国へと旅立ちました。18歳でした。

くわんのことはこのブログでたくさん紹介……というか、ネタにしてきました。
「それ行け!くわん」のカテゴリをクリックすると出てきます。

その中から少しご紹介しますね。
マゼンダ色の光と森の影(東日本大震災のあと、祈りを込めて作りました)
くわん!くわん!!くわん!!! (お店でのくわんやプライベートショットが楽しめます)
くわん、冬のファッションショー (ベンジャミンさんが編んだ愛たっぷりのセーター集)

そのほか、お店で働くくわんやおもしろい表情などがいっぱい。
お時間のあるときにのぞいてみてくださいね。

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このブログを再開したきっかけは、しのぶさんの言葉でした。

「はむちゃん、あのね、わたし、今もブログ(ぶびんが便り)にくわんのこと、書いちゃうの。
でも、もしかするとくわんを知らないお客さまもいらっしゃるかもしれない。
だから、くわんを紹介する文章を考えてくれないかな……。
あとね、くわんが天国に行ったあとのことも……はむちゃん……書けるよね」

「はむちゃん……書けるよね」
というのは、くわんが天国に旅立った半年後、わたしの愛犬も同じ18歳で旅立ち、
しのぶさんと悲しみやいろいろな想いを共有したからです。

よっしゃ!書いたるで!

はりきってはみたものの、なかなか筆がすすみません。
わたしはまだ、愛犬の死と向き合っていないのかもしれないし、
どんなふうに表現したらいいのかも迷っていました。
でも、しのぶさんからの提案はうれしい。わたしにとって新しく表現したいことのひとつ。
しのぶさんの言葉から2ヶ月以上経った今、ようやく動き出しました。
まだどんなふうに書いていこうか決めていませんが、数回に分けて書いていきます。

読んでくださった方がなにかを感じていただけるよう、心をオープンにして綴っていきます。

2011年11月25日 (金)

手作りのクレイ石けん

今回のギャラリーは、
店主が「クレイ石けん」をご紹介。

そのこだわりと効用について、
たっぷりと語ってくれました。

はむちゃん

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【クレイ石けんとわたし】

アウトドアが大好きだったころは、
日焼けしたくなくて、
ファンデーションの厚ぬりをしていましたが、
(でも、日焼けしてました!)
今はファンデーションは使わず、
日焼けしそうな日だけ、
弱色のついた日焼け止めをぬっています。

(販売員さんなので、人前に出るのはすっぴんだと恥ずかしいし、
身だしなみは大切だと思っています。
アイシャドー、口紅、
そして、命のマスカラに関しては、
べったりと付けて、
目を少しでも大きく見せる化粧をしています(笑)。
せっかくおしゃれをしても服に負けてしまうので、
しっかりと顔は作っています)

洗顔のときは、化粧落としを持っていないので、
日焼け止めを完璧に落とすまで、
何度も何度も洗い流して大変でした…。

そんなとき、
通っているアロマ教室の先生から、
手作りの「クレイ石けん」をいただき、
使ってみてびっくり。

ネットを使って泡立てると、
ものすごく弾力のある泡が出来上がって、
その泡でやさしくやさしくマッサージ。
洗い流すと、
つるつるしたうるおいのある弾力肌に仕上がり、
大満足でした。
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きっと、クレイのパワーがすごいのだと感じています。
超微粒子のクレイが、
毛穴の汚れをすみずみまで落とすのでしょう。
顔も白くなった気がします。

…クレイ石けんを作りたい。
作って、ぶびんがのお客様にお届けしたい…

想いが日に日に強くなり、
先生にお願いして石けん作りを体験させていただきました。

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【満月に心を込めて手作りしました!】

「2011年11月11日、
しかも満月の日に作った石けんだから、
すごくパワーのあるものが出来るはず。
願いを込めて作りましょう!」

先生のステキな言葉をいただきながら、
いざ、石けん作りに挑戦。

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すでにみなさんもご存知の通り、
ぶびんがで取扱う精油やクレイは、
医学博士のフィリップ・ゴエブ氏の教えにもとづいて、
とても厳しい基準をクリアした上質なもの。

※詳しくは過去の「ぶびんが便り」をご覧くださいませ。
精油について
クレイその1
クレイその2


クレイ石けんももちろん、
アロマの先生が選んだこだわりの素材のみを使用。
オイル選び、量、熟成時間、湿度など、
何度も何度も試作を重ねて完成したレシピです。

ぶびんがオリジナルのクレイ石けんは、
効能と香りを決めて精油を選びました。

冬なので、


効用…血行を良くする 殺菌作用 ひきしめ
クレイ…赤
香り…やさしく甘い
(精油…ラベンダーアングスティフォリア、ゼラニウムブルボン、ローズウッド、サンダルウッド、プチグレン、ヘリクリサム、ティートゥリー ほか)

B
効用…ひきしめ しみ 殺菌作用 
クレイ…グリーン
香り…さわやかな柑橘系
(精油…グレープフルーツ、ベルガモット、ゼラニウムブルボン、タラゴン、サンダルウッド、 ティートゥリー、セロリ ほか)

精油はそれぞれ10種類ぐらい入ります。
その量、なんと、40滴!

良い香りになるまで精油をプラスしていくため、
40滴以上になっちゃったの、えへへ。
作りながら、
なんて贅沢な石けんなんだろうって思いました。
(これで美肌オイルができちゃうくらい)
満足のいく香りに仕上がりました。

秘伝のレシピをちょっとだけご紹介します。

☆材料
オリーブオイル、ココナッツオイル、パームオイル
精製水
苛性ソーダ(※危険。取扱い注意)
クレイ
精油

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※左奥の赤とグリーンのクレイが入ったガラス瓶はぶびんがのもの。

温度管理が大切なので、
作っている最中は温度計片手に、
固まらないようにスピードを上げて混ぜる混ぜる。

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混ぜ合わせたあとに保温する時点で、
「石けんになろうってがんばるのよ」と先生。

牛乳パックに流し入れ、保温すること24時間。
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その後、1週間放置してからカットして…
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さらに半月ほど干します。
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【素材は安心・安全な上質のものだけ】

本格的にアロマを学ぶうちに、
精油選びの大切さを先生から何度も何度もお聞きしました。

世の中には、
安くて品質の悪い精油がたくさん売られています。
これらは効果がないばかりか、
逆に身体を壊す原因にもなりかねません。

ダイレクトに大脳辺縁系に伝わる(※1)→肌に作用する→体内の器官に作用する

空気中に大量に含まれる芳香成分を吸い込むと、
肺から血液に入り、全身の器官に作用するため、
合成香料の香りを嗅ぐだけで、
身体に悪い影響を与えることもあるそうです。

医学の専門家ではないので断言はできませんが、
健康のためにも、
品質にはこだわりを持ち続けたいと、
わたしは考えています。


※1【だいのうへんえいけい】大脳皮質の内側にあり、脳幹の周囲にある部分。
大脳の古い皮質と言われ、人間に進化する前の性質…つまり、動物として生きるために必要な機能を持った部分。感情や記憶が生まれる中枢で、怒り、悲しみ、恐怖などの情動と密接に関係している部位。内分泌系と自律神経系に影響を与えることで機能し、また、側座核といわれる構造と相互に結合することから、一般に大脳の快楽中枢として知られている部位。あまりに強い刺激(驚愕、恐怖体験など)を受けると、扁桃体が電気のブレーカーのような役目をして、それを海馬に伝えないように働きます。こうした体験のあと、その出来事を忘れてしまうことがあるのはそのためです。海馬における記憶の保存期間は2年程度といわれ、それ以上の長期記憶は次の大脳新皮質で行われるといわれています。人間以外の哺乳類では大脳の多くを占め、いわゆる「古い脳」がほとんど。情動脳と表現されることもあるように、ここで生まれる情緒は「快・不快、好き・嫌い、怒り・恐怖、接近・回避、攻撃・逃避」などであり、生物がその生命を維持するために非常に重要とされています。
大脳辺縁系は、本能行動や情動に重要な役割を担っていると言えます。

※クレイについて補足
市販のクレイは国産、輸入品とさまざまですが、
フランスの地層から産出されるクレイは使い心地が良く、
効果が優れていると言われています。
フランスでは医療のほかに、
クリーム、石けん、シャンプー、歯磨き剤の原料にも使われています。
シミ、しわを防ぎ、傷や傷跡を早く治し、
炎症を取り除くチカラを秘めています。

※クレイの詳しい効用はこちらをご覧下さい。

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ぶびんがオリジナル「クレイ石けん」は、
12月上旬より、グラム20円で販売予定。

詳しくは「ぶびんが便り」でお知らせします。
ぜひ、お試しくださいませ。


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from はむちゃん

わたしもクレイ石けんを使わせていただきました!!

しっかりと熟成された石けんは、
すてきなアロマの香りとともに、
もちもちのクリーミーな泡が肌に吸い付くよう。

洗い上がりさっぱりで、
肌につっぱりがなく、しっとりとした仕上がりに。
とても気持ち良いです。

100均に売っている泡立ちネットを使ったのですが、
少量でたっぷりと泡が立ちました。

先日、CMで評判だった洗顔石けんの成分で、
小麦アレルギーになった方がたくさんいるというニュースを目にしました。
店主も書いていますが、
肌が吸着したものが臓器や血液まで浸透する恐ろしさを
目の当たりにした事件でした。

2011年11月10日 (木)

はむちゃんの散歩道(エッセイ)その2

今年もあと1ヶ月半で終わり。

わたしにとって2011年は、
住み慣れた町、岐阜が大好きになった年でした。
これは思いもよらなかったこと。
子どものころからずっと、
つまんない町だと思って住んでいました。

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10月に「長良川おんぱく」が開催されました。
今年のはじめに、
別件で事務局長の蒲さんを取材したのがきっかけで、
説明会などに出向き、
パンフレットやHP制作にほんの少しだけどたずさわらせてもらい、
長良川近郊に何度も出向き、
たくさんの人たちと出会い、
泣けるくらい岐阜の人たちの温かさにふれました。

みなさん、長良川と金華山を愛し、
豊かな自然とともに生きていらっしゃる。
旅館やホテルの方たちを取材させていただく機会に恵まれ、
歴史やもてなしへの想いをお聞きすることが出来て、
本当に幸運でした。

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おんぱく期間中は、
劇団ラッキーキャッツさんの演劇ワークショップ、
語り部しずくさんのステージ、
山口敏太郎さんの妖怪バスツアー、
ネシアンさんのベトナム料理、
Aricoさんのピアノコンサートのプログラムに参加し、
河井聖子さんの妖怪話の受付などを担当。
思いっきり楽しみました。

ひとつひとつきちんとブラッシュアップされたプログラムは、
どれも本当に満足した時間だったし、
ひとつひとつのプログラムで、
必ずステキな方たちに出会えた奇跡…。

……岐阜ってなんてステキな町だろう。
岐阜に生まれ住んで良かった。
足りないものなんて何もない。
とくに外になにかを求めなくても、
今、ここに、楽しい暮らしがあふれだしてる。
もっともっと岐阜を知りたい……

気持ちそのものを豊かにしてくれるきっかけになりました。

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長良川、金華山、川原町を散歩すると、
古いものを大切にし、
新しいテイストと溶け合った岐阜ならではの空気が
胸をときめかせてくれます。

その足で、
ぶびんがまで散歩しても面白いですよね。

橋の上から長良川と金華山を眺め、
そのきらきら光る水面に目を細める優雅なひとときよ。

想像するだけで、新鮮な気持ちや発見に包まれます。

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※画像は店主が岐阜メモリアルセンターと金華橋で撮影したものです。
※ぶびんがの最新入荷情報などはこちらをクリック&チェック!!

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